missing

収録曲

1, デクレッシェンド
2, 倉庫BARにて
3, 色あせたBlue
4, なにも云わないで~NO APOLOGY~
5, 哀愛君
6, My Jenny
7, DIANA(ディアーナ)
8, モノクローム・ヴィーナス
9, Moon Shadow
10, tears

テイチク/コンチネンタル

コメント

記念すべきデビューアルバム『missing』の発売は1986/11/5、もう12年以上も前のことだ。まだ大学生だった(一年留年していたので五年目の大学生活をしていた)のでがむしゃらなレコーディングだった記憶がある。特に夏休み中に録音していたので、卒業研究とスタジオワークのハザマで周りにたくさんの迷惑をかけた。大学の友人たちが就職活動に励んでいるときも、毎日のように朝までレコーディングをして昼過ぎに研究室に顔を出し(嘘です、週に一度くらいしか行かなかった)、研究したフリをして頃合を見てこっそり逃げ出す。でも最高に楽しかった日々。

さて作品のほうはと言えば、傑作である。駄作なしの完成品。当時はまだアナログレコードが主流の時代なので、A面、B面があって、1~4がA面、6~10がB面、5はCDのみの収録だった。この曲順も考え抜いて決定したものなのでこれ以外ない。

レコーディングが順調だったかと言えばそうでもない。一番難航したのがVo録りだった。今では信じられないことだけど一日7時間くらい歌ったと思う。普通に考えると喉が潰れてしまう。(実際何度か声が出なくなった。)若気の至りである。いや、若さって凄いと言うべきか?

サウンドも80年代中期バリバリで、ユーロビートの先駆けのような大ヒットした8や、ボズやジノ・バニリを思わせるAORの1、2、9。まるで稲垣潤一さんを思わせる(!?)3、6など自分でもびっくりするラインナップ。凄すぎて泣けてきます。
今の時点でどの曲が好きかと言えば、2、4、7、9、10ってところでしょうか。3、5、6、8あたりは少し照れが入りそうです。

いずれにしても記念碑的なデビゥーアルバム。もう一度言いますが、傑作です。